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2024年3月15日 - 24日
RYOSOKUアートプログラム
“瞑想回廊 #3”

 

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ミヒャエル・ボレマンス「The Kuchinashi (2)」2014年

 2013年に両足院に滞在し、墨絵を描いたベルギーのアーティスト、ミヒャエル・ボレマンス「The Kuchinashi」を2014年に茶室「水月亭」と「臨池亭」で紹介してから10年。現代社会を担う成人にとっての智慧と慈悲の心を磨く場、次世代を担うこどもにとっての知性を感性を磨く学びとなることを目指して結成したRYOSOKUプログラムのきっかけとなる企画展開催から10年を記念した、これまでRYOSOKU「瞑想回廊」シリーズで制作されたアート作品を一同にご覧いただける展覧会を企画しました。

 

 

また、心に響くアートプログラムの展開と同時に、RYOSOKUでは、栄西上人の「喫茶養生記」を踏まえ、体に良い食のプログラムとして「楽事」「禅寺食堂」など、試みてきました。今回は、「寅の年、寅の日、寅の刻」に現れるとされる毘沙門天に縁のある“宝珠”型の薯蕷饅頭製、そして、栄養価の高い“胡桃・胡麻・杏子の羊羹”をとらやの和菓子職人がこの企画のために用意くださることになりました。会期中5日間、匠の手によるお菓子「養生席」とアート作品をお楽しみください。 

 

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特製生菓子 (左)宝珠饅頭、(右)養生羊羹

 

そして、食とアートのプログラムと同時に開催してきた坐禅の時間。坐禅や瞑想をご自宅や旅先でもなさる方のために、茶筒の開化堂と10年にわたり話し合ってきた携帯型のお香立て「きょうのお香立て」をついにお披露目します。こちらは真鍮製、長さ15センチ、直径2センチ、会期中展覧会会場内にて限定5点販売予定です。

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「きょうのお香立て」44,000円(予価)

 

 

 

 

<開催内容>

会 期:2024年3月15日(金) - 24日(日)13:00-16:00(最終入館:15:30)、会期中無休

会 場:両足院(京都府京都市東山区大和大路通四条下る4丁目小松町591)

定 員:30名(30分ごと)*時間予約制

鑑賞料:2,000円

協 力:小田原文化財団、ギャラリー小柳、京都芸術大学、タカ・イシイギャラリーフォトグラフィー / フィルム

企 画:RYOSOKU

 

*両足院は非公開寺院であり、特別公開は期間限定、完全予約制でHPにて予約受付中です。

*ご予約後のお客様ご都合による変更およびキャンセルはお受けできません。 ご理解いただけますと幸いです。 

 

 

 

 

<展示作品>  

・ミヒャエル・ボレマンス「The Kuchinashi (1)」、「The Kuchinashi (2)」

・津田直「REBORN #1 (Ryoshin)」

サムソン・ヤン、2020年に開催した「クローズ・リーディング」より

・杉本博司「襖絵」、「掛け軸」

関連イベント

  1. 「養生席 − 宝珠と養生」
    会 期:3月16日(土)−20日(水)
    時 間:午後1時から30分毎に入場、お菓子が時間により異なります。お申し込みの際にお選びください。
    参加費(特製生菓子1種・お茶・鑑賞料込み):4,500円(時間予約制)
    1日40食限定

    *『宝珠饅頭』には、特定原材料等:「山芋」が含まれます。  
     『養生羊羹』には、特定原材料等:「くるみ」「ごま」 が含まれます。

     

 

 

 


 

2.  【RYOSOKU会員限定イベント】 

  「坐禅」坐禅とアート鑑賞
  開催日時:3月23日(土)午後4時半−午後6時

  坐禅会場:大書院

  定  員:28人

  参加費(鑑賞料込み):3,800円(事前予約制)

 

 

 

 

<参加作家>

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ヒャエル・ボレマンス(b.1963-、ベルギー)  

1990年代よりグループ展などで作品の発表を開始。近年は、絵画と同化するような映像作品も手がけ、さらに創作の幅を拡げている。2010年にはベルギー王室の委嘱を受けて、ブリュッセル王室の一室に絵画作品で構成されたインスタレーションを行った。  

両足院での制作2013年・展覧会 2014年

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サムソン・ヤン(b.1979ー、香港)  

サウンド、パフォーマンス、映像、インスタレーションなど、様々な分野を横断し活動するアーティスト。 2013年プリンストン大学で作曲の博士号を取得。第57回ベネチア・ビエンナーレに香港代表(2017年)。第1回ウリ・シグ賞(2020年)。      

両足院での制作2019年・展覧会 2020年

 

津田直(b.1976ー、日本)

世界を旅し、ファインダーを通して古代より綿々と続く、人と自然との関わりを翻訳し続けている写真家。文化の古層が我々に示唆する世界を見出すため、見えない時間に目を向ける。2001年より国内外で多数の展覧会を中心に活動。  

両足院での展覧会 2023年

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◎会期中、大書院の襖絵と掛け軸は、杉本博司「日々是荒日」です。

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